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スマホやPCを多用している方は要注意!歯列接触癖(TCH)のリスクが高まります

歯や噛み合わせに関するトラブルとして、近年患者数が増加しているのがこの『歯列接触癖』です。一般的な認知度はまだまだ低いため、炎症が起こり、痛みが出てから癖に気が付くという方がほとんどです。
そうなる前に、歯列接触癖とは一体どのようなものなのかを知っておきましょう。

歯列接触癖とは

「Tooth Contacting Habit(トゥース・コンタクティング・ハビット)」という病気を、それぞれの単語の頭文字をとってTCHと呼びます。日本語名にすると「歯列接触癖(しれつせっしょくへき)」や「歯牙接触癖(しがせっしょくへき)」と表記されます。簡単に言うと『歯と顎を使いすぎる癖』というと分かりやすいのではないでしょうか。
スマートフォンやパソコンで記事を読んでいるこの瞬間、皆さんの歯は噛みあっていますか? それとも上の歯と下の歯は離れていますか?
通常、咀嚼をしていない時には、上の歯と下の歯は離れているのが正常です。口を閉じていても、上下の歯には2ミリほどの隙間が空いているのが正しい位置とされています。唇は閉じていても、歯と歯は接触していないのです。
上下の歯が接触する時というのは、会話をする時・物を噛み砕く時などに瞬間的に触れ合う時だけであり、噛みしめのように数秒間・数分間連続して接触していることは正常ではありません。一瞬一瞬の歯の接触を時間にすると、1日に15分~17分程であるという研究結果もあり、上下の歯が触れあっている時間というのは非常に短いはずなのです。
一方で歯列接触癖がある方は、咀嚼以外の場面でも上下の歯が接触した状態にあり、場合によっては口を閉じている時は常に上下の歯が接触しているというケースもあるほどです。
上下の歯の接触時間が長いということは、咀嚼に使われる筋肉・顎関節などに大きな負荷がかかっているということになるため、この負担が原因となり様々な身体的症状が表れると考えられています。これが『歯列接触癖』なのです。

発症する原因は一体何?

上下の歯が接触してしまう原因は人によって様々ですが、緊張している時や集中力が高まっている時に噛み合わせてしまう方が多く、その状態が長く続くことで噛み合わせること自体が癖になってしまうと考えられています。
近年では、PCの画面に向かって仕事をする人の割合が非常に高まっています。それに加えて仕事以外の時間にはスマートフォンでSNSやゲームなどを楽しむ人も多いでしょう。このように画面内の情報に神経が集中しているという状態は、上下の歯を噛み合わせてしまいがちです。また、過度な緊張状態やストレスを感じている時などにも無意識のうちに噛みしめをおこしてしまう人が多いとされています。
この歯列接触癖の特徴としては、『噛みしめやくいしばり・歯ぎしり』とは異なり、上下の歯が接触しているだけで起こってしまうという点です。ギリギリと音が出るような歯ぎしりや強い力での喰いしばりが癖になってしまっている人などは、歯が咬耗して削れてしまう・歯根にダメージが蓄積されて炎症を起こす・歯が欠けるなどの症状が出ます。
一方でTHCは上記のように強い噛みしめや歯ぎしりはなく、軽く上下の歯が接触しているだけで発症してしまうのです。歯ぎしりや噛みしめは歯や歯周組織が多くダメージを受けて様々な症状が出ますが、THCは顎の筋肉や顎関節がダメージを受けて症状が出ると考えると両者の違いがわかりやすいのではないでしょうか。
もちろん、歯列接触癖から噛みしめや喰いしばり・歯ぎしりといった方向に癖が繋がってしまうことも十分考えられます。そのため、歯列接触癖があるという方は、早めに対処することが重要となってくるのです。

主な症状

上下の歯が長い時間接触状態にあるということは、その噛む力が強くなくても歯を支える骨や筋肉が常に緊張状態であることを示しています。筋肉や関節をリラックスさせる暇がなく、常に負担がかかった状態であるため、様々な症状が引き起こされていきます。
TCHが引き起こす問題点の中で、一番多いのは『顎関節症』です。
例え弱い力であっても上の歯と下の歯が接触するためには、顎の筋肉・顎の関節に少なからず負担がかかっています。これにより大きく口を開けると痛みが出るため、口が開けにくくなり進行すると口が開かなくなり日常生活に支障を来すこともあるでしょう。
他にも顎の筋肉や関節の使いすぎが原因となった「頭痛・肩こり・首や目の痛み」・顎の筋肉の緊張状態が続くことで筋肉が様々な神経を圧迫することで「視力の低下・全身疲労・めまい・倦怠感・発語不明瞭」といった症状が出ることもあります。
口の中に現れる症状としては、噛み合わせることで歯や顎が痛む・舌や頬の内側を誤って噛むことが増える・歯が欠けるなどがあげられるでしょう。

治療法

まずは、これ以上歯や顎にダメージを与えないためにマウスピースを使って歯や顎を保護します。TCHの治療では、自身が歯を接触させる癖があるということを自覚して意識的に改善していくことが最重要ポイントとなります。そのため、『歯と歯を接触させない』ということを自分自身で常に意識して生活することが大切です。まずは、自分がどのような時に噛みしめる癖があるのかを把握しましょう。家事をしている時・テレビを見ている時・仕事に集中している時・スマートフォンを操作している時など、自分の意識が他に集中している時は、噛みしめが起こりやすいと言われています。
自分がどのタイミングで噛みしめをしているのかがわかったら、「噛みしめない」「顎の力を抜く」などのメモ書きを近くに置くなどして、少しずつ噛みしめない時間を長くしていきましょう。
深呼吸をして顎だけでなく全身の力を抜くことで、自然と体全体がリラックスして緊張がほぐれます。「すぐに治さないと!」と構え過ぎず、長い目で見て改善していけるように心がけていきましょう。

歯列接触癖になりやすい人とは

タイトルでも触れたように、スマートフォンやパソコンを長時間使う方はこのTCHを発症しやすいと言えるでしょう。何かに集中して緊張状態にて作業をしているタイミングで、ストレスを感じることでTCHを起こしている人が多いという研究結果があります。小さな子供が、何かに集中すると口が開いて唾液が垂れてしまうのと同じで、無意識のうちに起こる癖なのです。自覚がないだけで、日本人の4人~5人に一人はTCHであるといわれており、非常に身近なものであることがわかるでしょう。
何かに集中すると、意識が他に向かなくなるタイプの人は要注意です。TCHは、簡易チェックリストなどもありますので、興味がある方は自分がTCHになっていないかどうか確認してみてはいかがでしょうか。

まとめ

TCH(歯列接触癖)というものが、どのような状態なのかお分かりいただけましたか?名前の通り「癖」ですので、なかなか一朝一夕で改善することは難しいでしょう。症状などに心当たりがある方は、自分がTCHである可能性を考えてみてください。歯科医院や口腔外科を受診すると、正確な診断・結果に合わせた治療を受けることができます。

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