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歯科医師法や、医師免許は世界共通?世界の歯科医師事情を見てみよう

「歯科医療先進国」「北欧では一般的な最新機器」このようなワードを聞いて、日本の歯科医院よりも海外の方が良いの?と思ったことはありませんか?そこで気になるのは、日本の歯科医師と世界の歯科医師の違いです。歯科医師法や医師免許といった観点から、世界の歯科医師事情を分析していきます。

歯科医師法とは

歯科医師とは、歯科大学で歯科に関する知識・技術を学んだ後に国家試験に合格することでなることができる職業です。歯科医師免許を持ってはじめて、患者さんの歯を治療するなどの医療行為を行うことができるようになります。
各仕事には、守らなくてはならない決まりというものが存在します。例えば、銀行業務であれば「銀行法」・個人情報を取り扱う職種であれば「個人情報保護法」・教職員には「教育基本法」や「学校教育法」などが各職業によって様々な決まり(法律)が設けられています。歯科医師が医療行為を行う上で守らなくてはならない法律というものも存在し『歯科医師法』といいます。
この歯科医師法は『歯科医師としての業務に関しての規定』と定義されており、内容は医師としての任務・罰則規定・禁止事項などが明記されています。主に、歯科医師という資格についての内容を定めたものとなっています。
昭和23年(1948年)に成立したこの法律は、改定を重ねながら現在に至ります。歯科医師法の内容については、歯科大学において必修科目としてすべての学生が学んでいるのです。

歯科医師法は世界共通?

歯科医師を取り囲む制度は、国ごとに大きく異なっています。日本の歯科医師法と似たような歯科医師の資格に関する取り決めを設けている国もありますが、その内容は日本のものとは大きく異なっているようです。国ごとの歯科医師の資格について見ていきましょう。
アメリカ
歯科大学にて学習をして、日本でいうところの歯科医師免許である「NBDE(National Board Dental Examination)米国歯科医師国家試験」 を取得します。しかし、この「NBDE」単体では診療を行うことはできず、「SBDE(State Board of Dental Examiners)」 という各州が定めた試験に合格して初めてその州で診療行為を行うことができるようになるのです。
歯科大学への入学は日本と比べると非常に難易度が高く、非常に成績が優秀なものだけが入学できる狭き門とされています。通常の大学を卒業した後、歯科大学の入学試験を受ける流れが一般的であり、入学後は4年間の学習が必要です。トータルで歯科医師としての免許を取得するまでは日本よりも長い期間がかかります。
ドイツ
ドイツの歯科大学は5年間と、日本よりも少し期間が短くなります。免許の取り方が非常に特殊で、2ヶ月間に渡って16科目の試験を行いすべてに合格する必要あるのです。
この16科目の試験は、大学の教授が決めた試験内容となっており筆記試験・口頭試験・臨床試験など様々です。日本のように、全国どの歯科大学でも共通の内容で試験が行われるわけではないことが、日本との大きな違いでしょう。
歯科大学は人気が高いため、入学は競争率が高く難しいです。
中国
驚くべきは、中国で歯科医師制度が導入されたのは1999年と非常に最近のことなのです。それまでは、歯科大学を卒業しても国家資格試験というものはなく診療を行うことが出来てきました。今では日本と同じ様に、国家資格を得ていないと医療行為を行うことはできなくなりました。
しかし、歯科大学に何年通わなければならない・歯科大学での必修科目などの決まりは緩く、中国国内でも地域によって歯科大学の難易度・通学年数は大きく差があります。
近年では中国人の富裕層向けに、日本でいう「審美歯科」開院させる外国人医師が増えてきています。中国の主要都市では、中国語と英語が話せる外国人医師がセラミックやインプラントといった治療を積極的に行っています。

歯科医師免許は世界共通?

では、歯科医師としての国家資格である「歯科医師免許」は世界共通なのでしょうか?
基本的には、医師免許は取得した国の中での診療を認めるものであり、他の国での診療は適用範囲外となります。そのため、日本国内で歯科医師免許を取ったからといって世界各国で治療行為ができるということではありません。
日本で歯科医師免許を取得して他国での開業・診療行為を行いたい場合には、その国の医師免許を取得する必要があります。但し、発展途上国へ支援にいく場合や相手国からの許可が出ている場合などに関しては例外もあります。
外国人歯科医師が、日本国内で医療行為を行う場合にも同じことが言えます。厚生労働省では、外国の歯科大学を卒業し歯科医師免許を取得している人は、日本の歯科大学に通うことなく歯科医師国家試験受験資格を受験することができると定めています。
書類審査・日本語診療能力調査などを行った上で受験資格があるかどうかを判断し、受験自体も他の歯科大学生と同じ日程・内容で行われるため、日本語が堪能でなければ合格することは難しいでしょう。

日本の歯科医師事情

日本の歯科医師というと皆さんは、どのようなイメージをお持ちですか?歯科大学という私立大学に最低でも6年間通わなくてはならない事・歯科医院を開業するにあたっての初期投資に高額な費用がかかることなどから「生まれた家が元々のお金持ち」「贅沢三昧」といったような高給取りのイメージを持っている方も多いでしょう。
実際に、歯科大学6年間でかかる費用の平均は2500万円~3000万円・一から開業の準備をした場合には、億単位の費用が必要になるなど、お金がかかる職種であることは間違いありません。では歯科医師すべてが高級車に乗り、旅行三昧といったセレブな生活を送れるくらい稼いでいるのかと聞かれると、そうではありません。
近年では歯科医院の増加・勤務医の増加などに伴い、歯科医師の平均賃金というのは減少傾向にあります。厚生労働省が調査した歯科医師の平均年収は、621万円となっています。
これは低い数字ではありませんが、歯科大学の学費・歯科医院開業の初期投資・退職金がないことなどを考えると、決して高給取りというジャンルには含まれないでしょう。
もちろん平均値なので、複数の医院を経営して年収1000万円以上を稼ぐ医師もいれば、雇われとして月収30万円程度で働く医師もいるのが現状です。
一方で、見た目を美しくすることを目的として保険適用外の治療を行う人が増えてきています。この需要に合わせて、審美歯科や美容歯科といった治療というよりも歯を美しく健康的に見せることを目的とした医療行為を行う歯科医院は増加傾向にあります。これに伴い、女性医師も年々増えてきています。
肝心の治療内容ですが、現在保険適用認定されている治療法が現代の医療の発達から見ると非常に遅れた内容となっていることなどが問題視されており、少しずつではありますが内容が見直され始めています。
海外ではメジャーとなっている、最新の医療技術や医療機器を率先して導入する歯科医師も多く、都市部などでは最先端の治療を受けることも可能となっているでしょう。

世界の歯科医師事情

日本の歯科医師事情が分かったところで、世界の歯科医師事情と比較してみましょう。日本とは全く異なるその環境に驚くはずです。
アメリカ
アメリカでは歯科医師の給料水準が非常に高く、年収が2000万円~4000万円という医師は非常に多いといわれています。平均年収は日本円にして約1.500万円と、日本の歯科医師の平均年収の倍以上なのです。
アメリカでは日本とは異なり、保険制度がありませんので「治療内容・審美性に富んでいて、経年劣化が少なく健康な状態を長く維持できる治療法」が好まれます。そのため、医院としての収入は日本とは比べ物にならないほど高く、結果として医師の収入も高くなるのです。
また州にもよりますが、歯科医師は不足気味であり一つの医院にたくさんの患者が訪れることも要因の一つでしょう。とはいえ、日本のようにビジネスマン向けに夜間まで営業を行う歯科医院は少なく、週休2日で9時から5時までという理想的な労働環境の医師が多いです。
ドイツ
ドイツにも保険制度というものはありますが、日本とはカバーしている治療内容の範囲が大きく異なります。以前は日本のように、虫歯も歯周病も入れ歯もすべて保険で賄うことが出来ていました。しかし、結果として今の日本と同じ様に国家予算における医療費の割合が増大してしまい国政を圧迫してしまいました。
これに伴って保険の適用範囲が狭められることとなり、同じ虫歯でも「病気が原因で発症した虫歯」であれば保険が適用されますが「自分のケアの怠りが原因の虫歯」には保険が効かないのです。
そのため、保険制度というものはありますが自費治療を行う患者の方がドイツでは割合が高く、歯科医師の収入も日本よりも高いと言われています。
完全予約制の歯科医院が多く、時間に余裕をもってアポイントを取るため、ゆっくりと治療や説明を受けることができます。
中国

中国国内でも、医療費は基本的に自費治療です。任意で加入した保険でカバーされる治療もありますが、国民全体を見ると全額自己負担としている人が大半です。そのため、収入の差がそのまま治療の差へと繋がっています。最低限の痛みを取るだけの治療を行う人もいれば、小さい虫歯でもセラミックの差し歯で対応する人もいるのです。
国民の収入格差が大きい中国で、上層階級の人々が通う歯科医院・街の小さな診療所とでは設備や医療レベル的にも大きな差が生まれています。
必然的に、上層階級向けの歯科医院を経営している医師は収入が高く、街の小さな歯科医院では収入の面から、受診する人も少なく、収入もそれほど高くないと言われています。

まとめ

日本の歯科医師と世界の歯科医師を取り巻く法律や決まりについてお分かりいただけましたか?医療行為という、患者さんの命を預かる仕事に就いている医師は、法律に則り安心できる医療を行わなければなりません。この認識については、世界共通であり、今日も世界の歯科医師たちは国民の歯の健康を維持するべく奮起しているのです。

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