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治療技術の進歩から見る、歯と健康寿命

医療の技術というものは日々進歩し続け、今では当たり前のように高い水準の治療を受けることができています。その成果もあり、私たちの寿命も年々伸びてきているのです。
歯科治療の進歩から、歯の健康や全身の健康について考えてみましょう。

健康寿命って何?

私たち生き物には寿命があります。人間には「平均寿命」と「健康寿命」というものがあるのをご存知ですか?
平均寿命とは、0歳児の平均余命のことであり、人口と死亡率データなどから割り出されています。一方で健康寿命とは、健康上大きな問題がなく、介護を必要とせずに自立した生活を送れる期間のことを表しています。
厚生労働省の発表した簡易生命表によると、平均寿命は男性で80.21歳・女性で86.61歳となっています。これに対して健康寿命は、男性は71.19歳・女性は74.21歳と、平均寿命と比べて9年~12年も短いという結果が出ているのです。
つまりこの9年~12年の間は、介護を必要としながら生活している可能性が高いということになります。平均寿命と健康寿命の差が小さいほど、生き生きと充実した毎日を送ることができるということになるのではないでしょうか?
健康寿命を伸ばすためには、日々の食事・適度な運動や健康診断・規則正しい生活などが大切です。併せて、口腔内の健康を維持することも健康を維持するためには重要なポイントなのです。

歯の健康と治療技術

高齢者を対象とした調査で、「残っている自分の歯の本数」というものは年々伸びてきています。これは、単純に歯科の治療技術が日々向上していることが要因となっていると言えるでしょう。
まずは、虫歯治療を例に見ていきます。虫歯になってしまった場所は、自然治癒することはありませんので、病巣部分を削り取り、金属やプラスチックといった歯材で補填する必要があります。
近年では、マイクロスコープと呼ばれる歯科治療に使われる顕微鏡のような機材を使って患部を拡大して確認することができます。そのため、虫歯となってしまった部分を取り残すことなく細部までチェックすることが可能となりました。また、使われる歯材のクオリティーも向上しています。従来は、金属で裏打ちしたプラスチックや銀歯を使うことが主流でした。近年では唾液の水分・噛み合わせによる日々の摩擦に対する耐久性が高く、人体への安全性も確保されている歯材を使って補填することができるようになっています。
補完物の製造技術も進歩してきており、歯の型をとり人の手で作りあげるだけでなく、カメラやパソコンを使って電子的に分析して作る方法も増えてきています。
他にも、歯科医師会などを中心として歯科医療そのものの考え方が変化してきたことも、残存歯数が伸びてきている要因であると考えられます。
従来は、痛みを抑えるための治療・炎症を抑えるための治療を中心として行う歯科医院がほとんどでした。しかし、近年では虫歯や歯周病といった病気を治すための「病院」ではなく、歯やお口の健康維持をサポートする「ケアクリニック」としての診療方針を持った歯科医師が増えてきているのです。
もちろん、トラブルが起きてしまった場合には治療を行いますが、大前提として「トラブルを起こさないために定期的にケアしていく」という概念があるのです。
このような考え方は海外では一般的であり、北欧では国を挙げて予防歯科の意識付けを行っています。日本でも予防の為に歯科医院でケアを受けるという意識が浸透してきたことで、健康な歯を維持する人が増えてきているのです。
医師会などを通して医師同士の交流が盛んになってきていることもあり医師が医療技術や最新の歯学に関する知識を得る機会が医師一人一人にとって身近なものになってきています。
歯科医師免許を取得したあとは、よほどのことがない限り免許返納になることはありませんので、医療行為をずっと行うことができます。しかし、医療というものは日々進歩しているため、定期的に新しい情報を吸収していくことが重要となってくるのです。
インターネットの普及によりセミナーや勉強会への参加が以前よりも身近になったことで、国内の歯科医師全体の水準が上がっていると考えられます。
上述したような、海外から伝わってきた新しい歯科医療に対する意識というのも、医師会の広報誌やインターネットサイト・講演会などで医師の間で広まり、それが更にそれぞれの患者さんに伝えられることにより広まりを見せています。
このような様々な要因が結果、国内の歯科医師のレベルの向上・国民一人一人の歯科に対する意識の向上へと繋がり、歯の寿命を伸ばしているのでしょう。

歯の健康と身体の健康は繋がっている?

私たち人間は、1度しか歯の生え変わりが起こりません。1歳頃に生えてくる乳歯が幼児期に永久歯へと生え変わり、この生え変わりを最後に同じ歯で一生共に歩んでいくことになります。
歯がなくなってしまうと、様々な問題が生まれます。一番大きな問題は食事でしょう。歯には、取り込まれた食べ物が体内で分解しやすいように細かく噛み砕く働きがあります。小さく噛み砕くことで、飲みこみやすくなるだけでなく消化器官への負担も少なくなり身体全体の健康に繋がっていくのです。
健康な身体を維持するには、しっかりと食事をとることが非常に重要です。栄養補給の観点からだけでなく、咀嚼により脳に刺激を与えることは脳内の血流を促し、神経活動を活発化させるということが解明されています。
また、歯が失われることで発声・発音が思うようにいかないというトラブルも生まれるでしょう。
歯が残っていたとしても、口腔内の状態が良くないと病気を発症してしまうということが研究の結果、明らかになりました。
それは『歯周病』です。歯周病を引き起こす菌が、体内に入り込むことで心筋梗塞や動脈硬化を引き起こす原因となる可能性があるのです。
このように、歯の健康と身体の健康は非常に密な関係にあります。健康のためにと、栄養バランスの良い食事・適度な運動を心がけているという方は多いのではないでしょうか?
そんな方々に是非、取り入れていただきたいのは『身体の健康のためにも、歯の健康にも気を使う』という心構えです。
「もし歯がなくなってしまったとしても、インプラントや歯の再生治療・より違和感の少なくなった入れ歯などを使えば問題ないでしょう?」という意見を多く耳にします。
確かに最新の医療技術を駆使すれば、なくなった歯を補填して咀嚼ができる状態に戻すことは可能です。しかし、すべての人が上手くいくわけではないということを知っておかなければなりません。
入れ歯の違和感に耐えられない人・インプラント手術を受けるのにリスクの大きい人・費用面の問題も出てくるでしょう。「最新技術を駆使すればすべての人が、以前の自分の歯と同じように違和感や痛みなく食事を楽しめる」とは言いきれないのです。
1本でも多く、自分の歯が健康で残っているに越したことはありません。自分の歯が多ければ多いほど、治療のバリエーションも広がるのです。

歯を健康で保つために欠かせないこととは

医師の技術の向上や、正しい知識・新しい知識のシェアはもちろん大切です。これにより、歯科医院で適切な治療を受けることができるようになるためです。
しかし、多くの歯科医師が口を揃えて言うのは『日々のセルフケアが最も重要』という意見です。トラブルが起きてしまってはいくら良い技術があっても、トラブルが起きていない歯には勝てないのです。そこで、虫歯や歯周病といった歯のトラブルを起こさないためには、定期的な歯科検診に加えて自分にあったケアを毎日続けることが最も重要だと考えるのです。
歯を失う原因の第一位は歯周病・第二位は虫歯となっており、この2つで全体の70%以上を占めているという調査結果があります。虫歯も歯周病も、根本的には『口腔内の衛生状況が悪いこと』が原因で発症します。
正しい方法での歯ブラシ・デンタルフロスやマウスウォッシュなどのオーラルケア商品を使ったケア・虫歯になりやすい食べ方をしないなどの、歯科医院ではなく自分で日々できることこそが口腔内の清潔を保つためには大切であり、トラブルを起こさない最短ルートなのです。

まとめ

私たちがいつまでも健康で長生きするためには、「歯」は欠かせない存在でしょう。
医師の歯学に関する適切な知識や、適切な治療を行うための機器はもちろん重要です。しかし、歯を生涯健康に保つために一番大切なのは『歯を大切にする意識と日々のケア』だと言えるでしょう。一人一人の意識の上に、最新の医療技術が合わさることで歯の寿命は更に延びていくものと考えられます。

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