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虫歯予防の新常識「BLIS M18」って一体何?安全性についても詳しく知りたい!

虫歯予防と聞くと、毎日のブラッシング・定期的な歯科検診とクリーニングが一般的でしょう。予防に対する意識は、年々強くなってきています。それでも虫歯は、世界中で多くの人々の歯の健康を蝕んでいるのが現実です。
そこで近年開発されたのが、虫歯菌除去成分です。新しく発見されたこの成分を使って、虫歯を予防する動きが広がってきています。

虫歯のメカニズムをおさらい

虫歯とは簡単に言うと、歯が溶けて穴が開いてしまっている状態を指します。歯は、私たちの身体の中でも最も硬い部分であり、食べ物を咀嚼するために使われています。とても硬いのですが、酸に弱く溶けやすいという性質をもっているため、虫歯が発生するのです。
虫歯菌と呼ばれる口腔内の細菌は、活動する上でたんぱく質や糖を栄養素として体内に取り込みます。そして取り入れた栄養素を分解する過程で、酸を発生させるのです。この酸が原因となり、歯が溶けて穴があいた状態が『虫歯』(歯科用語ではカリエス・う歯)と呼ばれる状態です。
虫歯菌と呼ばれる菌にも正式な名前があり、代表的なものはミュータンス菌などが挙げられます。これらの菌が活動することで、酸が発生し歯が溶けだしてしまうのです。これを専門用語で『脱灰(脱灰)』と呼びます。
あまり知られていませんが、私たちの歯は、食事の度に『酸で溶けだす(脱灰)→自然に修復(再石灰化)』を繰り返しています。この自然に修復とは、唾液に含まれるミネラル成分が作用して、溶けだした歯を修復することができるのです。この修復作用のことを専門用語で『再石灰化(さいせっかいか)』と呼びます。
オーラルケア商品のテレビCMなどで、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
虫歯菌により脱灰してしまっても唾液の成分により再石灰化されるため、虫歯菌が活動したからといってすぐに虫歯になる訳ではありません。長時間歯磨きができない状況が続いた時や、虫歯菌の餌となる栄養素が食べかすとして残ったまま寝てしまった時など、再石灰化が脱灰のスピードに追い付かなくなると、虫歯として穴が開いてしまうのです。

虫歯菌除去成分とは

BLIS M18(ブリス エム18)という成分が発見されたのはニュージーランドです。BLIS M18という名前は、「Bacteriocin、Like、Inhibitory、Substances」の頭文字から取られたものであり、日本語訳すると「菌を抑制する物質」という意味があります。この抑制物質のなかで「M18」という種類の菌が虫歯になりにくくするために広く効果を発揮することが発見されたのです。
BLISにはM18以外にもK12という種類の菌も存在します。K12にも、口腔内の悪玉菌を抑制する効果が確認されていますが、M18と比べるとその効果は低くK12では敵わない種類の細菌もあるのです。
結果、「虫歯を防ぐ菌」として世に知られるようになったのはBLIS M18というわけです。
虫歯にならない・虫歯になったことのない子供達の研究を行っていたニュージーランドの研究チームが発見した成分であり、このBLIS M18にはミュータンス菌を抑制する作用があると研究チームは発表しています。
世界中の約2%の人はBLIS M18が口の中に元々存在しており、その2%の人は全く虫歯にならないというデータも発表されています。
いままでの予防歯科でも、口腔内を殺菌して虫歯を予防するという方法はいくつかありました。例えば、殺菌水やレーザー治療です。従来のケアでは、特定の菌にのみ作用する成分というものは発見されていなかったため、口腔内全体を殺菌することで、ミュータンス菌の活動を抑制していく方法がとられていました。
この方法ですと口腔内に必要な菌まで失われてしまうため、継続した殺菌や抗菌を行わないと口腔内の細菌が増殖しやすくなってしまうのです。
BLIS M18が発見された今、虫歯を引き起こすミュータンス菌を集中的に抑制・殺菌することができるようになったのです。

BLIS M18虫歯を予防できる仕組みを解説

BLIS M18は、500nm以下の細かい粒子状の形をしています。その細かな粒子という形状を生かして、歯ブラシの届かない歯と歯の間・歯間ブラシでもケアが難しい歯周ポケットにも簡単に入り込むことができます。
ミュータンス菌など、虫歯菌と呼ばれる細菌に接触したBLIS M18は細菌の絶対数を減少させることが研究の結果明らかになっており、虫歯の発生リスクを虫歯菌ごと減少させてくれるというメカニズムです。
他にも、生成されてしまった酸を中和する・細菌が固まってバリアを張ったバイオフィルムを分解する効果もあります。簡単に言うと、「虫歯菌を減少させつつ、歯垢を分解して口腔内を衛生に保つ効果」が期待できると言えるでしょう。
これほどまでに、効果的で予防効果が高いものなのに一体なぜ日本ではあまり知られていないのでしょうか?
これには、他のオーラルケア商品との併用が難しいことや、製造・保存に特殊な労力が必要であり高額な商品となってしまうことなどが原因となっています。
価格については、研究により多くの培養が可能になったことなどメーカーの企業努力により改善されましたが、他オーラルケア商品との併用についてはまだ課題が残ります。
BLIS M18は非常にデリケートな細菌(乳酸菌)であり、一般的な歯磨き粉やマウスウォッシュに使われる殺菌剤・発泡剤・界面活性剤・フッ化合物などと一緒に使うと死滅してしまうというデメリットがあるのです。
それでも、BLIS M18に期待する医師や科学者は多く、国内では東京歯科大学の博士も注目するとして会報誌に記事を載せている背景もあります。

BLIS M18を含んだ商品は、どんなものがあるの?

BLIS M18を発見したニュージーランドやアメリカ・スウェーデンなどの外国では、健康補助食品としてBLIS M18を含んだサプリメントやタブレットが数多く販売されています。
日本よりも、予防歯科やBLIS M18の認知度や意識が高い諸外国では、BLIS M18が配合されている商品がドラックストアに並んでいます。
このような海外製品を、自らネット販売などで輸入して使うこともできるでしょう。
国内で製造されているBLIS M18を配合した製品は「ブリアン」と呼ばれるミント味の歯磨き粉があります。ペースト状ではなく、粉状の歯磨き粉です。
子供用の製品であれば、同じくブリアンという製品のイチゴ味の粉状歯磨き粉が販売されています。また、同じくイチゴ味のタブレットも登場しています。子供用歯磨き粉のように、シュガーレス・キシリトールによる甘味・香料による風味づけを行っている為、歯磨きの後に使うことができるのがポイントです。

安全性は大丈夫?子供でも使えるの?

BLIS菌は、元々人の体内に存在する乳酸菌の一種なので、副作用などもなく安心して使用することができます。
日本細菌学会では、世に存在する多くの細菌を「バイオセイフティーレベル」として分類しており、「ヒトに疾病を起こし、或は動物に獣医学的に重要な疾病を起こす可能性のないもの」とされています。このレベルが高くなればなるほど危険性が高くなります。
有名な菌をいくつか挙げると、結核菌・チフス菌・鳥インフルエンザウイルス・狂犬病ウイルスなどはレベル3・エボラウイルス・天然痘ウイルス・コンゴ出血熱ウイルスなどはレベル4に分類されています。
BLIS18菌は、このバイオセイフティーのレベル1に登録されており、最も安全で身体に悪影響を及ぼさない細菌とされているのです。

購入方法や費用の目安

歯科医院で取り扱っているところも多く、サンプルを配布して受付窓口で正規品を販売しているという場所もあります。
ドラックストアやスーパーなどでは今のところほとんど販売されておらず、インターネットの通販サイトで購入することになるでしょう。国内で人気の大手通販サイトでは「BLIS M18 歯」といったワードで検索することで、商品を見つけることができました。他にも、健康食品やサプリメントの販売を専門としている企業で取り扱っているようで、こちらもネット販売が主流となっています。

まとめ

虫歯になってから治療するのではなく、虫歯にならないように予防をしっかりと行っていくことが大切です。日々丁寧にブラッシングを行うことはもちろんですが、それでも防ぎきれない部分はBLIS M18配合のタブレットなどを使って上手にケアしていきましょう。
子供でも安心して摂取できる成分なので、家族で新しい習慣として取り入れてみてはいかがでしょうか?

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