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健康な口を守るためには、唾液の力が必要不可欠!唾液の効果や重要性を徹底解説

私たちの口の中に、絶えず分泌されている唾液には、様々な効果・働きがあることをご存知ですか?あまり知られていない唾液の重要性を、歯科医学の観点から解説していきます。

唾液とは

唾液線を通して分泌されている体液こそが、今回のテーマである『唾液(だえき)』です。
無味無臭のただの液体のように思われがちですが、実際には私たちの身体にとても有益に働く様々な成分が含まれているのです。
唾液が分泌されている唾液腺は、実は口腔内に8か所も存在するのです。3つの『大唾液腺』と5つの『小唾液腺』に分かれています。
基本的には、何もしていなくても唾液は分泌されています。その量は、成人で1日に1000~1500mlもの量になります。この量が、24時間一定の量分泌され続けている訳ではありません。
唾液の分泌を行う唾液腺は、咀嚼により刺激されて分泌量が増加するのです。そのため、咀嚼を行う食事中は分泌量が増え、就寝時には減少します。
唾液の成分としては、99.5%が水分でとなっています。残りの5%には、一体なにが含まれているのでしょうか?
・有機成分(カリウム・カルシウム・ナトリウム・リン・炭酸水素)
・無機成分(アミラーゼ酵素・ラクトフェリン・リゾチーム・ムチン・IgA)
唾液は液体ですが、その粘度や先ほど説明した成分は一人一人完全に同じではありません。粘度が低くサラサラとした唾液を「漿液性唾液(しょうえきせいだえき)」・ネバネバとした糸をひくような唾液を「粘液性唾液(ねんえきせいだえき)」と2種類に分類しています。食生活や体調・生活リズムなど様々なことが要因となり、少しずつですが個人差があるのです。また自分の唾液も、その日の体調などに左右されますので、毎日同じということはありません。

唾液の驚くべき効果7つ

・歯の修復「再石灰化」
唾液の成分である、カルシウムやリン酸・カリウムによって、歯は再石灰化することができます。食事や口腔内の細菌が作りだした酸によって少量ではありますが、食事の度にエナメル質は溶けだしてしまいます。それでも歯がすぐに虫歯にならないのは、溶けだした部分を再石灰化することで修復することが出来ているからです。再石灰化を行うためには、唾液が必要不可欠と言えるでしょう。
・汚れを洗い流す
食後の口腔内には、多くの食べ物のカスが残っています。歯ブラシをしていても、取り残しがあるでしょう。これらを唾液は洗い流し、飲みこまれる際に一緒に体内へと取りこむ働きがあります。
・抗菌殺菌作用
唾液に含まれるラクトフェリンやリゾチームには、抗菌・殺菌作用があります。鼻で呼吸していても、会話などで口を開けていることも多いため多くの細菌が侵入してきます。また、口腔内が乾燥するなどして、細菌が過剰に繁殖することもあるでしょう。
ラクトフェリンには、細菌に付着することでその最近の活動を制限し増殖を阻害する働き・リゾチームには、細菌の細胞壁を破壊する働きがあります。他にも、同じような抗菌成分をもつ酵素などが唾液には10種類程含まれているのです。
動物が傷口を舐める行為や、親が子を毛づくろいとして舐める行為には、唾液の抗菌・殺菌作用が関係していると言われています。
・口腔内を適切な湿潤状態に保つ
細菌は乾燥している状態を好み、口の中が乾燥しているとどんどんと増殖し活動を活発化させていきます。唾液には、口腔内の乾燥を防ぎ適度な湿度を保つことで、細菌が過剰に繁殖することを抑える働きがあります。
・消化器官としての働き
口は、第一の消化器官です。食べ物を柔らかくし、体内に取り込みやすくする働きも唾液にはあるのです。アミラーゼという成分によって、食品のでんぷんは分解されて身体に取り込みやすい状態に変化しています。
・酸性度を一定に保つ
酸性度を表す、pH(ペーハー)という単位を聞いたことはありませんか?
口腔内は、通常pH6.8前後の中性状態が保たれています。この値が、酸性へと傾いてしまうと、エナメル質が溶けやすい状態になってしまうのです。酸性になってしまう理由としては、酸性度の強い食べ物を食べる・炭酸飲料を常飲している・口腔内の細菌が酸を生成していることなどが考えられるでしょう。
唾液の働きとして、口腔内が酸性になってしまった時に中和させて中性に戻すというものがあります。
・口腔内の粘膜を守る
成分の一つとして、ムチンというたんぱく質が含まれています。このムチンは粘性であり、食べものや口腔内の粘膜と結びつきやすいという性質があるのです。粘膜を効率よく潤すことができ、食べ物との摩擦や発声時の粘膜同士の擦れによって口腔内が傷つかないようにしています。

口の中が乾くと、こんなトラブルが起こる

口腔内が乾燥状態になると、細菌の活動が活発になり繁殖しはじめます。繁殖した細菌が引き起こすと考えられるトラブルとして、虫歯や歯周病・口臭などがあげられます。
乾燥により、活動しやすくなり細菌の数そのものが増えてしまうことに加えて、唾液によって殺菌・抗菌されない・唾液が足りていないため洗い流されないという悪循環が重なってしまうのです。

また唾液が不十分であると、会話がしにくくなり、口を動かすたびに粘膜がこすれて傷がついてしまいます。ヒリヒリと痛みを伴うことや、口内炎・口角炎へと進行していくことも考えられるでしょう。

自分の唾液は、足りている?セルフチェックの方法!

口腔内に十分な量の唾液が分泌されずに、常に乾いた状態になってしまうことを「ドライマウス」といいます。軽度なものから治療を必要とする重度なものまで症状は様々です。
セルフチェックのポイントとしては、
1.口腔内がネバネバする不快感がある 2.寝ている間、喉が渇いて起きることがある 3.口臭が気になる 4.乾いた食べ物が飲みこみにくい これらのポイントに当てはまる方は、唾液の量が足りていない可能性があります
歯科医院では、唾液の量や成分などを検査して唾液の量が足りているかをチェックすることができます。気になる方は、一度検査を行ってみてはいかがでしょうか?

液を十分に分泌させるには、どうすればいい?

一番効果的なのは、唾液腺を刺激することです。食事中にしっかりと咀嚼をして食べることで、十分に唾液を分泌することができるでしょう。
唾液腺のある場所を軽くマッサージするように刺激することでも、唾液の分泌を促すことができます。3か所の大唾液腺の場所とマッサージの仕方を覚えておきましょう。
・耳下腺(じかせん)
耳の前から下に広がるように存在するのが、耳下腺です。唾液腺の中で一番の大きさをもっています。耳たぶの下から円を描くように、指で優しくなぞる様にマッサージをしていきます。痛みを感じない程度に押しながら回すと良いでしょう。
・顎下腺(がっかせん)
下の奥歯のちょうど下にあり、舌の下あたりから唾液を分泌しています。顎の骨の内側に指を置き、押すようにマッサージしてください。同じ場所ばかりでなく、奥から手前に・手前からまた奥にと順番に押していくと効果的に唾液線を刺激することができます。
・舌下線(ぜっかせん)
喉の上~顎の下あたりにある唾液腺で、顎下腺と同様に舌の下の粘膜から唾液を分泌しています。親指を使って、顎を押し上げるように押してください。
他には、舌を意識して動かす・身体の水分が不足しないように、十分な水分を摂取するよう心がけることも唾液の分泌には効果的と考えられています。

昔から言われている「梅干しを思い浮かべると唾液が出る」という話は、本当?

実は、しっかりと医学的に解説することができる『ほんとうの話』なのです。厳密にいうとレモンやお酢など酸っぱいと感じるものであれば、梅干しでなくても構いません。
これは、上述した『口腔内の酸性度を一定に保つ』という唾液の働きに深く関係しています。
酸味の強い食べ物を口に入れると、口腔内の酸性度が酸性へと傾きます。すると私たちの身体は、歯を守るために酸性度を元の中性~アルカリ性の状態に戻そうと、唾液が多く分泌されるのです。
この経験を重ねるうちに、身体が梅干しやレモンを見ただけで「酸味の強い食べ物だ。中和しなくては」と反射的に唾液の分泌を行うのです。実際には口にしておらず思い浮かべただけであっても、記憶から身体が反応しているのです。

▼まとめ

唾液の驚くべき効果、貴方はいくつ知っていましたか?唾液の分泌量が現象すると、様々なトラブルが起こります。唾液が少なくならないように、しっかりと噛んで食事をすることを心がけましょう。
口の中が乾いていると感じることが多い方は、歯科医院で唾液検査やドライマウスチェックを行うことを推奨します。

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