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PMTCは自費治療でも受診する価値アリ!虫歯と歯周病を予防して、健康な歯を維持しよう

日本には健康保険制度というものがあるため、医療費の負担を軽減することができます。一方で、美容目的や国によって保険適用範囲外とされている治療については、保険は適用されずに自分ですべての金額を負担しなくてはなりません。
PMTCは保険適用こそされませんが、歯科医が非常におススメする治療の一つです。PMTCについて詳しく理解し、是非治療を受けてみてはいかがですか?

PMTCの概要

プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング(Professional Mechanical Tooth Cleaning)の頭文字をとってPMTCと呼ばれているこの治療は、一般的に「予防歯科プログラム」として知られています。
厚生労働省の公式資料「厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報」において、PMTCとは『歯科医師又はその指示を受けた歯科衛生士が、歯科用の切削回転器具及び研磨用ペーストを用いて行う歯垢除去等』と定義付けられています。つまり、歯垢や歯石を取り除き、口腔内を清潔で健康な状態にすることを目的とした清掃のことを指すのです。
PMTCでは、歯垢・歯石以外にも口腔トラブルの元となるものを徹底的に除去していきます。食品やお茶が原因で付いたステインと呼ばれる着色汚れ・タバコが原因のヤニ・歯と歯茎の隙間に潜んでいる細菌の塊(バイオフィルム)も専用の器具を使って綺麗にし、口腔内の衛生状況を改善していきます。
虫歯や歯周病の予防医学が最も進んでいるのは、北欧スウェーデンです。スウェーデンでは、国民の多くがPMTCを定期的に受診しており、結果として虫歯や歯周病を発症している人の割合が非常に低いとされています。

保険適用の歯石除去とは何が違う?

保険適用の範囲内で、お口のクリーニングを行ったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?保険適用範囲内ということであれば、「スケーリング」や「歯石除去」が行われたのでしょう。
保険適用でもクリーニングができるのであれば「わざわざ実費でPMTCを行う必要はないのではないか?」と思いますよね?保険適用のクリーニングとPMTCの違いは、その処置内容にあります。
そもそも、PMTCとは上述したような定義付けこそされていますが、細かい処置内容までは決められていません。つまり、何を処置してPMTCとするのかは各歯科医院の考え方や方針に委ねられているのです。
それでは、PMTCとして行われることの多い処置内容について詳しく見ていきましょう。
・歯と歯茎の状態チェック
必ず行われるといっていいのが、この状態チェックです。歯と歯茎の状態を、肉眼・ミラー・探針などの器具・レントゲン撮影画像などを用いて、くまなくチェックしていきます。
場合によっては、歯垢や歯石で歯の状態が十分に確認できないと判断され、処置の最後に再び状態チェックを行うこともあるでしょう。
・唾液検査や歯垢検査
肉眼では確認できない、トラブルの発生リスクや口腔内の細菌の状態を確認するために行われる検査です。検査を行うことで、様々な情報を得ることができ、今後の適切な予防につなげていくことができます。
唾液検査では、ドライマウスになっていないかどうかについても確認することができます。
・染め出し液を使用した、状態指導とブラッシング指導
PMTCの概念として、「予防」が挙げられます。今この治療で綺麗になればそれでOKなのではなく、綺麗な状態・トラブルのない状態を維持していくことが重要となってきます。
そこで大きなポイントとなるのが、毎日のホームケアです。日々のブラッシングの質を向上させることで、様々なトラブルを予防することができます。
そのために、自分の磨き方の癖や磨き残しの多い場所の指摘・正しいブラッシング方法の指導を行っていきます。
・スケーラーによる歯石除去
スケーラーと呼ばれる器具を使って、歯の表面や歯と歯茎の間にこびりついた歯石を剥がしとっていきます。このスケーラーは、手で力を加えて汚れを落とすタイプと超音波の力を使って汚れを落とすタイプのものがあり、歯石のつき具合は場所によって使い分けていきます。
・ラバーチップ等を使った歯面清掃と研磨
ゴムでできた歯と歯の間を洗浄できるラバーチップや、使用部分によって毛先の細かさを選択できるポリッシングブラシ・ラバーチップよりも柔らかいラバーカップなどの器具と専用の薬剤を使って細かい部分の汚れを落としていきます。
感覚としては、「歯磨き粉を使って電動歯ブラシを充てられているようなイメージ」で、1本1本丁寧にクリーニングが行われ歯がツルツルになるのを感じることができるでしょう。
・デンタルフロスによる歯間清掃と、オーラルケア商品の使い方指導
汚れの取り残しがないように、デンタルフロスや歯間ブラシを使って更に細かい場所を清掃していきます。この際に、フロスの正しい使い方や、自分にはどんな歯間ブラシが適しているのかなどのアドバイスがもらえることもあります。
・専用の薬剤を使った、歯周ポケット洗浄
最初の口腔内チェックにて、歯周ポケットが深く歯周病が進行していると判断された場合にのみ、行われることのあるポケット内洗浄。殺菌性の高い溶液を、歯周ポケット内に直接あてることで、除菌・状況の改善を目指す処置です。
場合によってはPMTCとは別メニューで、歯周病治療として行うことを推奨されるケースもあります。
・高濃度フッ素の塗布
フッ素というと子供向けといったイメージがありますが、永久歯(大人の歯)にも有効的に作用することがわかっています。徹底的な清掃を行った後の歯に、高濃度フッ素は作用しやすく歯質強化を期待することができるでしょう。
これらの治療の内容を見てもわかるように、PMTCでは徹底的な歯石と歯垢除去が行われることに加えて、毎日のホームケアが適切に行われるようにと様々なことをレクチャーしてもらうことができます。
口腔内を清潔に保ち、虫歯・歯周病・口臭などのトラブルを予防するために非常に高い効果が得られるでしょう。
一方で、保険適用のクリーニングで行われるのは『スケーラーによる歯石除去』がメインです。定期検診も兼ねているのであれば口腔内のチェックを行うこともあるでしょうが、PMTCで行う処置内容の極一部の処置しか行っていないということがお分かりいただけるのではないでしょうか。

歯科医師がPMTCを勧める、3つのワケとは

PMTCという言葉自体を、初めて聞いたという方も多いでしょう。保険適用の治療を受けることが一般的となっている日本ではまだまだ馴染みがないのです。しかし、PMTCというものを知っている歯科医療従業者は、定期的にPMTCを受けている人が非常に多いのです。
歯科医師がPMTCを勧める理由とは一体どこにあるのでしょうか?
1. 保険適用のクリーニングでは、完全に汚れを取り切れないため
上述したように、保険適用のクリーニングは「口腔内を徹底的にきれいにする」のではなく、「付着している歯石を除去する」ことを目的としています。そのため、使用できる器具がPMTCとは明らかに異なるため、洗浄率もそれに比例してきてしまうのです。
せっかく予防意識を持って歯科医院を受診しているのであれば、PMTCを受けて徹底的に口腔内を綺麗にする方が効率的ではないかと考えられますよね。
2. 定期的なクリーニングも大事だが、日々のセルフケアが何よりも大切だから
食事をしたあとに、毎日歯ブラシを行っていますか?どんなに質のよいクリーニングを受けたとしても、ホームケアがしっかりとできていないと虫歯や歯周病になってしまいます。PMTCでは、自宅でのケアも含めてトータル的に予防していくことを考えています。そのため、ブラッシング指導やオーラルケア商品の指導などを行い患者さん自身が、上手にセルフケアができる様にと一緒に取り組んでいくのです。
3 自分の歯を守ることができるため
歯を失う理由として、歯周病と虫歯で全体の7割以上になると言われています。そのため、定期的な検診を兼ねたPMTCを受けることでこれらの理由で歯を失うリスクを下げることができるのです。
近年では、インプラントや違和感の少ない入れ歯が開発されていますが、自分の歯が健康な状態で残っていることに越したことはありません。
患者さんの中には毎回PMTCを受けるのではなく、年に2回のPMTC・それ以外のときは保険適用のクリーニングとしている人もいます。PMTCを定期的に受け続けることで、セルフケアの質が向上し、毎回PMTCを受けなくても大丈夫になったというケースです。
定期的に同じ歯科医院にかかることで、その人に一番適した方法というものを医師が判断することができるようになります。

PMTCにかかる費用と受診頻度の目安

保険適用治療では、この処置をした場合は何点と点数が決まっており、点数の合計でその時の会計金額が計算されます。
そのため同じ治療内容であれば、どこの医院にかかったとしても金額に大きな違いが出ることはありません。
一方で自由診療(自費治療)は健康保険が適用されないため、それぞれの歯科医院が独自に決めた金額を設定することができます。国内の歯科医院で設定されている、PMTCの基本金額は5000円~20000円程です。保険適用の歯石除去が自己負担額3000円前後となっていますので、比較するとPMTCの方が高くなりますが、5000円であればあまりにもかけ離れた金額ではないことがお分かりいただけるのではないでしょうか?
下記でも解説しますが、医院によってPMTCの内容が異なりますので金額にも差が生まれます。安価でPMTCをやってくれる医院を探すのではなく、内容と値段のバランスを見極める必要がでてきます。
PMTCは保険適用外のクリーニング処置のため、美容外科や審美歯科といったお口の見た目に特化したで受けることができます。しかし、近年では町の歯科医院でも器具を導入している場所が多く、わざわざいつもと違う歯科医院にいかなくても、かかりつけの病院で受診することも可能となってきています。

受診前の注意点

上述したようにPMTCは、医院によって内容や値段が異なってくるものです。そのため医院のホームページに、実際に行う治療内容や値段が表記されていることが多いでしょう。
これからPMTCを受けてみたいと思っているかたは、受診予定の歯科医院のホームページでPMTCを行っているかどうか・費用・内容を確認してみましょう。わからない点があれば、実際に電話をして確認するのも良いです。

上記で解説したPMTCの処置内容は、『PMTCとして行われることのある治療内容』をすべてご紹介しています。そのため、PMTCを受けた際に「唾液検査や歯垢検査をして自分の口腔内にどんな菌がどのくらいいるのか知りたい」「染め出し液を使ってもらい、自分のブラッシングがどの程度のものなのか確認したい」と思っていても、実際には清掃のみで、検査や染め出し液・ブラッシング指導を行わないこともあるのです。
もちろん、どうしてもやってほしいと希望すれば行うことは可能ですが、PMTCの料金に含めてくれるかどうかは医院によって対応が異なるでしょう。
PMTCとしての治療内容が医院によって異なる上、保険治療よりも高い医療費を払うからこそ、しっかりと確認・納得した上で行うようにしてください。

まとめ

保険治療を行うことが一般的な日本では、自費治療というだけで「きっと高いんでしょう」「保険適用の治療で十分」と嫌煙されがちです。
PMTCについては、その内容や効果を理解すれば、是非とも多くの人に行って頂きたい素晴らしい治療です。健康な歯で生涯食事を楽しむためにも、定期検診とPMTCを是非習慣にしていきましょう。

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